
3月1日は魚座の新月 優しさと深い愛情が得られる日

――新月とは、月の満ち欠けのリズムに合わせて、約29日に一度、新しく月が生まれる日です。このタイミングにお願いごとをすると、月の成長パワーが得られてかなうと言われています。
今回の魚座新月は、幸運の星である「木星」との素晴らしい調和の角度の中で起こります。木星が滞在している場所は蟹座。魚座と同じ「水の星座」です。情緒あふれる優しさや愛情に関することなど、本来の魚座新月が持つパワーを蟹座にいる木星が拡大し、幸運と発展を後押ししてくれます。ぜひこの新月にお願いごとをしてみましょう。
新月がどの星座で起こるのかによって、お願いごとの得意ジャンルがあります。今回の新月が起こる場所は「魚座」です。
【新月になる時刻】3月1日17:00
【ボイドタイム】3月2日20:05~3月3日00:41
【お願いごとの得意ジャンル】想像力、豊かな感受性、無条件の愛、芸術性、受容性、霊感や精神世界……etc.
魚座は、黄道12宮の最後の星座です。すべての命が帰るところでもあり、新しい何かが生まれる直前でもあります。そうした位置にある魚座は、すべてが溶け合うような「境界線のない星座」と言われています。「他人の悲しみを受け入れる力」や、「癒やしや愛情にあふれている性質」は、そうした自他の境界線をハッキリと作らないところからきています。
また、その才能は、ファンタジーの世界を「芸術として表現」したり、「霊的なことや精神世界のこと」を現実生活に役立てる力としても優れています。
そんな魚座新月は、どちらかというと、現実世界のことよりも、精神的なことや、感情・感性に関することに大きな力を発揮します。「依存症やパニックからの解放」「不眠症」「中毒症状」や、「ヨガや瞑想に関すること」なども得意ジャンルです。
「感性を豊かにして芸術性を高めたい」
「心から愛せる人と深くわかりあえる恋愛をしたい」
「自分を癒やしてくれるセラピストや治療師に出会いたい」
「相手の立場や気持ちを考えてあげられる私になりたい」
「精神的に満たされて、幸せを感じながら暮らしていきたい」
「○○に依存しがちな自分を変えたい」……etc.
また、魚座新月には「許し」という得意ジャンルもあります。境界線がなくなる魚座の月は、心にわだかまっている怒りや深い傷を優しく解き放つ力を与えてくれます。自分を苦しめている怒りや傷がある人は、この新月にそれらの癒やしを願ってみるのもいいでしょう。
お願いごとのやり方はとても簡単! 好きな紙に2件以上10件以内のお願いごとを書きとめるだけです。ただし、お願いごとを書くときは下記に注意してください。
(2)お願いごとを書くときは、ボイドタイムを外すのがベター。
(3)お願いごとは2件以上、10件以内。それ以上でもそれ以下でもNG。
(4)書くときはパソコン等ではなく手書きで。
(5)他人を変える願いごとはかなわないと言われているので、あくまでも自分主体に、自分がどうなりたいか、を書く。
お願いごとを書いた紙は、捨てなければ自由にしてOKです。あまり何度も読み返すよりは、忘れるくらいのほうが、かないやすいとも言われています。
せっかくお願いごとをするなら、よりかないやすくなるといいですよね。新月のお願いごとをする時には、魚座パワーとつながりやすいラッキーアイテムに注目してみましょう!
今月は、新月のお願いごとをする前に、部屋の鏡を磨いてみましょう。時間がない人は、一番よく使う鏡(コンパクトや手鏡)だけでもOKです。
魚座の守護星は「海王星」。厚い水素ガスに覆われていて、太陽光をよく反射する姿が鏡のようだと言われている惑星です。その海王星は魚座に素晴らしい感受性やイマジネーションを与えていますが、その力が悪く働くと、霧に包まれたように現実の判断がうまくできなくなってしまいます。夢やヴィジョンを司る惑星でもあるので、ぜひ、魚座新月の前には、ラッキーアイテムである鏡を磨いて、心や潜在意識のくもりを取り去りましょう。そこに映った自分と対話をする気持ちで、じっくりと無意識の声を聞いてからお願いごとをしてみてください。魚座と海王星の夢を描く力が、あなたの願いを後押ししてくれるはずです。
現在、海王星は魚座のエリアに滞在しています。守護星のすぐそばで起こる新月は、調和の角度をとっている木星の効果とも相まって、魚座の新月パワーをとても高めてくれます。この絶好の機会に自分のイマジネーションや情緒、やさしい愛情を総動員して、素敵な夢を願ってみましょう!
(永沢蜜羽)