12星座【もしも記憶喪失になったら?】牡羊座は生まれ変わった気分で人生をエンジョイする
記憶喪失は、メロドラマの王道展開です。現実にはなかなかありえないシチュエーションですが、もしも万一、本当に記憶喪失になってしまったら? 12星座はそれぞれどうするか、みてみましょう。
牡羊座は、倒れるときも前のめり、がモットー。後ろは振り向かないのがデフォルトです。なので、記憶喪失で過去の自分をなくしてしまったことを、くよくよ悩んだりしないでしょう。ないものはないと割り切って、新しい人生をエンジョイします。会う人すべてが新しく、体験すべてが新鮮で、生まれ変わったような気分でしょう。
牡牛座は、本当は過去にものすごくこだわりがあるタイプです。しかし、記憶喪失になってしまうというのは、それほど精神的にダメージを受けるような「何か」があったということ。知りたい……でも怖い……と迷い、逡巡したあげくに、やっぱり思い出しちゃダメ! と結局、昔の自分のすべてを封印してしまうでしょう。
双子座は、人の心理に興味を持っています。記憶喪失の自分は、なにより興味深い研究対象です。古今東西の記憶喪失の事例を探したり、その方面に強い精神科医をたずねたり、積極的に調べようとするでしょう。自分自身の記憶を取り戻せるかどうかはともかく、いつのまにか、いっぱしの専門家になっている可能性大です。
蟹座にとって、記憶とは、人との絆そのものです。記憶喪失は、大切な人達との絆が切れてしまっている状態です。つなぎ直すために蟹座が頼るのは、医者や薬ではなく、昔の自分を知っている人達でしょう。友人知人を訪ねて、話を聞いて、記憶を取り戻そうとするのです。たくさんの人が親身に蟹座に協力してくれるはずです。
獅子座が記憶喪失になったら、有名人になってしまうでしょう。まずは、家出人捜索系の番組にアポを取ります。そして全国の視聴者に向けて、失われた記憶を取り戻したいとアピールします。それからはもう、ワイドショーの取材やら、ドラマ化、映画化の話も来たりして、一躍、有名人になってしまうのも仕方ないことなのです。
乙女座が記憶喪失になったら、病院にきちんと通って、ちゃんと治してほしいと思うでしょう。現代医学の力をもってすれば、必ず治療できるはず、と考えるのです。記憶喪失には、医療保険も適用されるのでしょうか。疾病手当や、場合によっては失業手当など、さまざまな制度もきっちり利用して、一刻も早く回復しようとするでしょう。
天秤座は、どんな状況にも柔軟に適応できる能力の持ち主です。記憶喪失になってしまったら、もちろん、困ったなあと思うのですが、意外に早く順応していくでしょう。場合によっては思い出したフリもします。そして、忘れているほうがよさそうなことに関しては記憶喪失ということにして、うまく利用していくでしょう。
蠍座がもしも記憶喪失になったら、過去の自分に、何かとてつもないことが起きたのだと推理します。自分は覚えていないのに、相手に知られているのは非常に不愉快です。たとえ記憶を取り戻しても、周りの人と今まで通りの関係を取り戻すことは容易ではないでしょう。ということで、誰も知らない街へ行くことを考えるでしょう。
射手座のとりえは、楽天的なところ。もしも記憶喪失になったら、じたばたせずに、さっさとあきらめてしまうでしょう。なってしまったものは仕方がありません。もちろん、思い出すことができれば、そのときはそのときで考えればいいのです。とりあえずは、記憶がないままで、前向きに生きていこうとするでしょう。
自己を律する気持ちが強い山羊座。自分自身の心も身体も自分でコントロールしようとします。そんな山羊座にとって、自分の過去の記憶がないというのは、痛恨の極み。なんとかして記憶を取り戻そうとするでしょう。それも人に頼らず、知っているはずの土地を訪ねたり、日記や手帳を見て確認したりなど、自力で頑張ります。
水瓶座はどんなときもクールで客観的です。記憶喪失というのは非常に興味深い症例には間違いありません。もしも水瓶座が記憶喪失になったら、自分自身を冷静に観察して、記録しようとするでしょう。感情におぼれずに、あくまで客観的な目線で書いた記録は、記憶喪失者の手記として出版され、ベストセラーになるでしょう。
究極の受け身の魚座。記憶喪失とは、自分の過去が自分のものでない、というある意味、究極の人まかせの状態です。そんな自分をどうするのか、これからどうしていくのか、それもやっぱり、相手まかせにするしかありません。家族や友人や、その時々に近くにいてくれる人に全面的に合わせて、なりゆきまかせで生きていくでしょう。
自分の名前もなにもかもすべて忘れてしまう記憶喪失は、「全健忘」といって確かにまれな症例ですが、一部の健忘は、それほどめずらしいことではありません。もしかして、知らない間に一部記憶喪失になっていたら、どうしましょうか。
(高橋桐矢)