星占いの当たり外れを決めているのは何? 知って得する【占いトリビア】

星占いの当たり外れを決めているのは何? 知って得する【占いトリビア】

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 雑誌やTVなどでもすっかりお馴染みとなった12星座占い。自分の星座がわからない人も随分少なくなっている昨今です。けれど、どうして星座が決まるのか? 星座占いがピタリと当たる人と当たらない人がいるのはなぜか? 今回は、そんな疑問にお答えします。

星座はどうやって決まるの?

 みなさんお馴染みの12星座占いは、牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座の12の星座で占う占いです。

 12の星座をどうやって1人1人にあてはめているのか……それは「太陽」が影響してきます。12星座占いとは「太陽占星術」と呼ばれ、太陽に着目したシンプルな星占いのことなのです。

 まず、春分点(ちょうど牡羊座の位置)を基準に、太陽の通り道である黄道(360度)を30度ずつ分けると、12個に分けられます(黄道12宮)。黄道12宮はいわば、牡羊座、牡牛座……魚座それぞれの部屋。そしてあなたが生まれた日に、太陽が何座の部屋(宮)にいたのか(位置していたのか)で、星座が決まるのです。

 牡羊座の人は、生まれた日に牡羊座の宮に太陽が、牡牛座の人は、生まれた日に牡牛座の宮に太陽が位置していたというわけなのです。

雑誌やテレビによって、自分の星座が変わってしまうのはなぜ?

 星座の境目に産まれた人は、雑誌やテレビによって自分の星座が変わってしまうということがあると思います。星座が変わってしまう理由は、地球の公転速度の不規則さに影響されているから。毎年、3~9時間程度の誤差を生じるので、星座の境目の日付が年ごとに変わってしまうのです。雑誌や書籍、WEBなど、日付で星座を導き出している場合、毎年異なる誤差が生じるため、厳密な対応ができかねるということです。

 星座の境目生まれの人は、前後の星座の影響を受けているので、どちらか迷った時は、両方の星座占いを読むといいでしょう。また、その時々に応じて、望ましい星座占いを採用できるというメリットも、境目生まれの人の特権です!

星座占いの当たり外れを決めているのは何?

 太陽だけを用いる12星座占いよりも厳密な星占いでは、生まれた瞬間に、生まれた場所から見上げた星を記した星図(ホロスコープ)を作成して、詳細を読み解きます。一般的には、10の星(太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星、天王星、海王星、冥王星)がどの12星座にあるのかと、天体同士がどんな角度を形成しているかで占います。

 ホロスコープを見ると明白なのですが、たとえば牡羊座だけれど、それっぽくないという人は、ほかの星が密集する○○座の影響が表立っている場合があります。こうした隠れた星の配置が、星座占いのあたりはずれを左右しているのです。

生誕時のホロスコープを作りたいなら……

 西洋占星術の占い師にお願いするか、WEBサイトにあるホロスコープ作成サイトでホロスコープを作成しましょう。無料でホロスコープを作成できるWEBサイトもあるので、見たことがないなら一見の価値あり! この時に必要なのは、「生年月日」と「出生地」。生まれた瞬間に、生まれた場所から見上げた星を記した星図を作るので、産まれた場所(都道府県、わかれば市まで)と時間(何時何分)がわかるとベスト。親の記憶があいまいなら、母子手帳で確認しましょう。

 知られているようで知られていない12星座占いの秘密をご紹介しました。占い記事は、適当なエンタメ記事だと思われて流されてしまうことも少なくないと思いますが、背景にはしっかりしたロジックがあります。論理的な人ほど深くはまってしまうのか、星座占いなのです。
(LUA)

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