
12星座【嫌われる勇気】蠍座は言いたいことを言う勇気を持とう!

「日経ウーマン」(日経BP社)月号に特集として取り上げられ、話題になっている書籍『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見一郎・古賀史健著/ダイヤモンド社)。「嫌われる勇気」とは、アドラー心理学における「自分らしくいきるための覚悟」「困難を克服するための勇気」をいいます。自分らしく生きるために、あなたにはどのような「嫌われる勇気」が必要なのでしょうか。12星座別にみていきましょう。
牡羊座には、「嫌な自分をさらけだす勇気」が必要です。周りにはいい自分を見せようとするあなた。ありのままの姿ではなく、理想とする自分の姿を体現しようとします。そんなに無理をしてウソの自分を作り上げてしまったら、立ち向かわなければいけないはずの困難に目を背けてしまいます。弱さや醜さ、嫌な自分をさらけだしてしまいましょう。そうすれば、本来の自分に近づき、生きやすくなります。
見映えのよさばかりを気にしてしまう牡牛座。身だしなみや立ち居振る舞い舞いにこだわり、自分にも周囲にも美意識を求めてしまいます。美しくあろうと無理しすぎ、生きづらさを感じてしまうこともしばしば。そんな牡牛座に必要なのは「だらしなさを見せる勇気」。周囲の人間はあなたが思っているほど、あなたのことを気にかけてはいません。ちょっと気を抜いてしまっても、気にしなくていいんです。
どんなときでもうまく振舞う蟹座。人の気持ちに寄り添うことができるため、周囲から「いい人」扱いされているのではないでしょうか。でも、相手に好かれるためにわざと褒めたり、一緒になって愚痴や悪口を言っている自分は本当の自分でしょうか? 双子座は、「人に好かれるような行動をしない勇気」が必要です。誰かのためではなく、自分のための言動を心がけなければなりません。
蟹座は「手放す勇気」を持ちましょう。常に誰かを見ていないと不安、そばに物がないと不安……と、相手や物がないと落ち着きがなくなるぐらいの心配性。それはあなたをメリットに導くものではなく、単にあなたを縛り付けている行動かもしれません。自分を何かに縛り付けて安心していてはいけません。人生をステップアップするために、まずは身近なものから手放してみるといいでしょう。
「自分の意思を曲げる勇気」を持ちましょう。獅子座は、自分の意思に背くことを一番に嫌います。自分の意思を貫くため、周りの反感をかうこともしてきたかもしれません。しかし、思いが打ち砕かれたり、意志を通せなくなってしまうと「こんなはずじゃない」とどんどん自分の世界に入り込んでしまいがち。そうなってしまう前に、一度その意思を曲げてみて、別の観点から自分の意思を築いてみましょう。
乙女座の人間関係は当たらず触らずが多く、悩み相談やトラブルは自分の解決できる範囲でないと手出しをしません。「関わらないほうが傷つかないよね」といった危機回避から、無難な道を選び、後で後悔してしまうのです。乙女座が必要な嫌われる勇気は、「自ら飛び込んでいく勇気」です。自分を守るための壁やトラブル回避の道を作らず、物ごとや人の輪の中に飛び込んでいきましょう。
相手と対等でありたい、空気読んでくれないと嫌、がめつい人は嫌い……という本音を隠し、人に好かれるために我慢をし続けている天秤座。そんな天秤座に必要なのは、「相手にフェアを求める勇気」です。我慢をしてまでいい人を演じなくてもいいのです。「自分はこうするから、あなたはこうしてほしい」「あなたがこれをするなら、私はあれをするね」と自分の意見を述べながら、相手と対等になるように調節していきましょう。
言いたいことがのどまで出かかっていても言わない、こうしたほうがいいと思っていても行動しないのが蠍座。心の中にため込んでしまって大きなストレスになっていませんか? 自分の言いたいことを周りに気づいて欲しいのかもしれませんが、言わないと誰も気づいてくれません。「言いたいことをぶちまける勇気」を持ちましょう。ただし、一気にまとめて言ってはいけません。小出しに感情を漏らしていきましょう。
射手座は「嫌なことを進んで行なう勇気」が必要です。興味を持ったことは自分から進んで最後までやり遂げるのですが、気持ちが乗らない仕事になると、思いっきり手を抜いてしまいます。周囲が避けるような内容であっても、それを進んでやりましょう。自分が本来やりたいことに気づいたり、人間関係を円滑にするヒントが得られるかもしれません。
相手に嫌われる要素やトラブルの原因が自分にあると思い込み、すぐに謝ってしまうところがある山羊座。それが相手の思うツボであっても、自分さえ折れれば物ごとは丸く収まると思っていませんか? 自分に非があるかどうかは後で考え、「ごめんなさい」ではなく「ありがとう」と、感謝を相手に返しましょう。相手には嫌味に捉えるかもしれません。でも、「感謝の言葉を言って相手の気持ちを覆そうとする勇気」。これが山羊座に必要なのです。
人に変わったことを求めようとしたり、人そのものを変えようとしてしまいがちな水瓶座。相手にとってよかれと思ったことが空回りしてしまい、かえって自分が傷ついてしまう、なんてこともあるのではないでしょうか。相手も自分も大事に思うのであれば、「自分から変わる勇気」を求めましょう。自分が変われば環境も変わり、自然と自分に見合った人が周りを囲むようになります。
他人に振り回されやすい魚座は、「周囲を気にせず、自分のことだけを考える勇気」が必要です。嫌われたくなくて、自分よりも周りのことを気にしたり、相手の意見に合わせて行動してしまうのではないでしょうか。大事にすべきなのはあなた自身であり、他人ではありません。自分の意見を大切にし、自分の生き方にフォーカスを当てましょう。
「私はこうありたい」と意識し、行動に起こすことで、ストレスから開放され、自由な生き方を実感することができます。あなたが必要な「嫌われる勇気」を知り、勇気をもって、人間関係の悩みを解決する糸口を見つけてみましょう。
(咲羅紅)