【占い婚活奮闘記】結婚相手は身近にいたあの人!? このまま結婚と思いきやFBで衝撃事件が……

【占い婚活奮闘記】結婚相手は身近にいたあの人!? このまま結婚と思いきやFBで衝撃事件が……

結婚ドリーマー・茶ふみの占い婚活奮闘記

___お嫁さんになりたい! ……そう夢見て34年。23歳で婚活をスタート、出会ったダンナ様候補は100人以上。出会い、相性、結婚について占ってもらった占い師も100人以上。気づけば婚活&占い歴10年以上。それでも手に入らない幸せな結婚。そんな結婚ドリーマー・茶ふみが、最後の婚活に乗り出した! 目指せ、東京オリンピック婚!!

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 占い師に、運命の相手は「長細い顔の人」と言われ、俄然婚活にやる気が出てきた茶ふみ。しかし、なかなか出会えない……。どこにいるの? どうすれば会えるの? と占い師に聞く日々。ズブズブと占いの波にのまれていってしまいました。(これまでのお話はこちら)

灯台下暗し! 身近にいた長細い顔の彼

 電話占いで言われた運命のお相手・「長細い顔の人」を探して、お見合いから婚活パーティー、友人の紹介、合コンと、手当り次第参加しましたが、一向にそれらしき人には出会いませんでした。

 すでに占いジプシーとなっていた私は、評判のいい占い師を見つけては、自分の結婚相手について尋ね、「出会う時期」「どんな相手か」といったことを占ってもらい、少しでも気になる男性がいれば、生年月日を聞き出し、真っ先に占い師に相談をするという日々を送っていました。

 ある日、学生時代からの男友達と食事に行き、婚活がうまくいかないことを愚痴っていると、「僕でよかったら、いつでも茶ふみちゃんのことお嫁さんにしてあげるのに」と言う彼。東大を卒業後、国家公務員として働き、私が失恋したり落ち込むたびに飲みに付き合ってくれて励ましてくれたり優しい彼。以前から好意は伝えてくれてはいたものの、どうしても顔が好みじゃなくて踏み切れなかったことを思いつつ、ふと彼の顔を見てみると、おや!? 長細い…! 

 もしかして彼が、あの電話占い師のいう、運命の相手!? 正直タイプじゃない彼だけど、一緒にいて気楽だし、女性は愛されるほうが幸せだって言うし……。そしてわたしは、長細い顔の彼と付き合うことにしたのです。

本当に運命の相手? 雑な扱いに涙涙の日々

 占い師の言う運命の相手「長細い顔の彼」と付き合い始めたのですが、それまで優しかった彼の態度が豹変! 度々デートをドタキャンされるし、大事な私のお誕生日も忘れられるなど、私の扱いがとても雑になったのです。

 それでも、占い師の「長細い顔の人が運命の相手」という言葉を信じ、別れることはしませんでした。でも、本当に彼は運命の人だろうか……。疑念がわいてきた私は、「長細い顔の彼」のお告げをした占い師に、再び電話をすることにしたのです。

 彼が私に対して優しくしてくれないこと、誕生日まですっぽかされたことを占い師に伝えると……

「この甘ったれ! だいたいアンタは、人から与えてもらうことしか考えていない。だから結婚ができないんだ! そんな風だと一生幸せな結婚なんて出できない! もっと彼に対して誠意を見せなければダメやっ!」

と、一気にまくし立てました。あまりの勢いに圧倒され、私は何も言い返すことができず、電話を切りました。

 確かに私は甘ったれで、相手が何かをしてくれることばかり期待して生きてきたかもしれない。こんなに婚活を続けているにもかかわらず結婚できないのは、すべて自分が悪かったんだ! 占いにどっぷりはまっていた私は、占い師に言われた言葉を素直に受け止めたのでした。

 そして、彼に対して誠意を見せなければいけないと、いくらドタキャンされようが笑顔で受け止め、労いの一言を。そして、忙しい彼の体調を気づかって、身体によさそうな料理を振舞ったり。彼に雑な扱いをされようと、耐えて尽くして、受け止める彼女を目指したのです。

 しかし、どんなに彼のために尽くしても、彼の態度は一向に変わりません。週末のたびに実家のある京都に帰るようになり、理由を尋ねても、母親の体調が悪いとか、友達の結婚式だとか、返事はいつも曖昧。彼への不信感は募る一方でした。

 試しにほかの占い師に相談してみても、「この上なくいい相性」「一緒にいると幸せになれる運命」「誠実で真面目な人です」「あなたと結婚する気で今は仕事を頑張っているのです。信じなさい」と、驚くほどいい結果ばかり。占いを信じて、彼のことも信じようと決めました。

占いを妄信したばかりに……人生史上最大の衝撃事件発生!

 そんな長細い彼との結末は、ある日、突然迎えました。暇で何気なく眺めていたSNSで、彼のお姉さんを発見。お名前は知らなかったけど、以前に家族写真を見せてもらったことがあり、写真を見て「お姉さんだ!」とわかりました。そして、目を疑うような投稿があったのです。

「弟の結婚式がありました」

 え? 彼に男の兄弟はいないはず。投稿の日付を見ると、確か出張だとか言ってしばらく会わなかった時期だけど……いや、さすがにそれはないでしょ! と疑いを振り切りつつも、やはり不安を拭いきれず、私は「長細い顔」が運命の相手だと言い張る占い師に、再度電話をしたのです。

私「運命の相手だと仰っていた彼が、もしかしたら結婚しているかもしれなくて……」
占い師「そんなバカなことがあるわけない! 彼を信じろと言ってるだろ!」

 はじめこそ相変わらずな強気な口調で一蹴した占い師でしたが、事の一部始終を話したところ、態度が急変したのです。

占い師「えーと、礼服を着ている彼は見える。けれど、本人の結婚式か別の人の結婚式かはわからん…」

と、しどろもどろな口調で話す占い師の態度に、目が覚めた私。

 占いでは埒があかない!

 占い師との電話を切るやいなや、彼に電話をしました。

 結論から言うと、彼は結婚していました。私にも、友人や同僚にも内緒で、地元の京都で結婚式まで挙げていたのです。話を聞くと、数カ月前に京都に帰省した際、一夜の過ちを犯し、その相手に子どもができたらしく……。どおりで、あんなに頻繁に京都に帰ってばかりいたわけです。

 あの時、彼のお姉さんのSNSを発見しなかったら、お姉さんがSNSに投稿していなかったらと思うと今でもゾッとします。そんなわけで、もう占いなんて信じない! やめてやる! と占いとの訣別を誓った私でした。が、そう簡単にはいかなかったのです……。
(茶ふみ)

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茶ふみ(ちゃふみ)
★茶ふみ(ちゃふみ)九州生まれ。お嫁さんになることを夢見て、気づけば34歳に。婚活&占い歴10年以上。出会った男性&占い師は100人以上。ドラマ『東京ラブストーリー』に憧れ、大学進学を機に上京。学生時代に初めて対面鑑定を受けて占いにはまるも、占い師の言葉に左右され過ぎて一時占いを断つ。その後、独学で占いを勉強し、あらためて占いの魅力に気づき、占いで夢の結婚をかなえようと心機一転。憧れの奥様像は「VERY妻」。
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