12星座【もしも人生やり直せたら？】双子座は中学時代に戻って、黒歴史を塗り替えたい！

　今の人生に満足していますか？　失敗したとき、落ち込んだとき、「人生やり直せたらなあ」と思うことがないでしょうか。もしも本当に人生やり直せるなら、どの時点に戻りたいと思いますか。12星座それぞれに見てみましょう。

　いつも明るく前向きな牡羊座も落ち込むことがあります。自分の無力さに腹を立てて「こんなじゃ、全然ダメだ」と悔し涙にくれることも……。でもそんな牡羊座がもしも本当に、人生やり直せることになったら、やっぱり、と思い直すのです。人生いつだって今が一番若いのです。今からいくらでもやり直せます。「だから戻る必要なし」と牡羊座なら思うでしょう。

　牡牛座はおっとりタイプに見えますが、とても頭がよく、かなりの記憶力の持ち主です。特に、昔の失敗体験を、ありありと覚えています。今でも、幼稚園での恥ずかしい失敗を思い出すと、カアッと頬が熱くなるほど。それを知っている幼なじみや親戚に言われると軽く殺意を覚えます。もしもできるなら、幼稚園時代に戻って一からやり直したいのです。

　双子座にとって、思い出すたび「ああ」と地中深く穴を掘って隠れたくなってしまう記憶は、中2時代に、調子こいていた頃の自分のふるまいです。大人ぶってかっこよさげなことを言ったことも、思い出箱に固く封印した趣味のコレクションも、今思い出すと身悶えしてしまいそうです。できるなら、その頃に戻って、黒歴史をさわやかな青春に塗り替えたいでしょう。

　友達を大切にする蟹座ですが、昔、大切な友達と仲違いしてしまったことがあるのではないでしょうか。お互いにゆずれない強情の張り合いから、引っ込みがつかなくなって……。絶交してしまった友達のことを、今もときどき思い出してしまいます。もしも人生をやり直せるならば、その頃に戻って、友達とのケンカをなかったことにしたいのです。

　プライドの高い獅子座は、社会に出てから、いろいろな場面でかなり我慢をしていることでしょう。もし自分にもっと力があったら、立場や権力があったら、と思うこともありそうです。最終学歴だけの問題ではなく、もしも人生をやり直せるなら、有名私立小学校に入って、そこからエスカレーター式にエリート道をゆきたかったと思ってしまうのです。

　勤勉な乙女座は、どんな仕事をしていても自分の責任をきちんと果たそうとします。でも、理解のない上司や、やる気のない同僚、頼ってばかりの後輩に、思わずため息が出てしまう毎日を送っていたら……。やっぱり、仕事選びをやり直したいと思うのです。転職するよりもできることなら、新卒で就職試験を受けていた頃の自分に戻ってやり直したいでしょう。

　天秤座にとって、結婚は人生で一番大事な選択です。子どもの頃はいろいろな夢があったはず。そして、実際に大人になって現実を知って、さらに年齢を重ねてみて、「早く結婚すればよかった」と思うことがありそうです。できることならば、初々しい16歳の花嫁となってすぐ子どもを持ち、30歳で、14歳の娘とおそろいファッションしてみたかったでしょう。

　蠍座は、目標を定めたならば、何年かけてでも自分のペースで粘り強く取り組みます。けれど大学受験は、みんな一緒で、一発勝負です。もしかして何かに意地を張って、希望と違う学部を選んでいる場合もありそうです。もっと頑張って真剣に選んでいれば、違う大学に入り、違う人と出会い、違った人生を送っていたかもしれないと思ってしまうのです。

　射手座は、海外に縁が深い星座です。何度も海外に行っていたり、仕事で関わっている場合も多いでしょう。何歳からでも海外体験はできます。でも、言葉への感受性は若い人が鋭いのは事実です。やり直せるなら、学生のうちに海外留学しておきたかったでしょう。留学経験のある人は、もっと長く、あるいは別な国にも行きたかったと思うでしょう。

　山羊座は、他人にも自分にも厳しい星座です。間違いが許せないから、人の何倍も頑張ります。それでも、過去への後悔は数え切れないほどあります。就職も、進学も、人生の選択ひとつひとつが、もっといい選択があったはずと思うでしょう。もしも人生やり直せるなら、もういっそ、まるっと違う人に生まれ変わりたいと思うかもしれません。

　もしも人生やり直せるならとどうする？　と、水瓶座が聞かれたら。一番に思い浮かぶのは、子どものころお気に入りだったおもちゃや限定グッズを遊び倒して捨ててしまったことではないでしょうか。やり直せるなら、その頃に戻って、遊び用と保存用と売却用と3つ買ってもらいます。そして、大人になって、高額プレミアがついてから売却するのです。

　魚座は、基本的には過去にあまりこだわらない性格なのですが、もしも人生やり直せるなら、もう一度会いたい人がいるのではないでしょうか。転校してしまった友達、お礼を言えなかった先生、かわいがってくれたおじいちゃん、おばあちゃん……。会えなくなってしまったその人にもう一度会いたい、顔を見たい、言えなかった気持ちを伝えたい、と思うでしょう。

　もしも人生をやり直せるなら……と、一度も考えたことがない人はいないでしょう。ならば、過去への後悔やこだわりこそが、人間らしさなのかもしれません。
（高橋桐矢）