SUGARが贈る、12星座2018年上半期の物語 運命を象徴する1冊は何?

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双子座……『アウトサイダー』(コリン・ウィルソン/集英社文庫/1988年)

 この本のタイトルとなっている「アウトサイダー」とは何者なのか。著者の言葉を借りれば、それは「たまたま自分が幸運に恵まれているから世界を肯定するのではなく、あくまで自分の「意思」による肯定をしたいと願」う者であり、「自分がもっとも自分となるような、つまり最大限に自己を表現できるような行動方式を見出す」のが彼らの仕事なのだと言います。

 2018年前半の双子座は、精神を灰色に塗りつぶしていく「日常の退屈」や「世界や自分の無意味さ」に負けずに、自らの存在の敏感な部分を、それに傷を与えるかもしれない体験や対象にさらし続けていくことができるか、すなわち自分が「アウトサイダー」であれるかどうかが問われていくでしょう。

 そこでの鍵は決して、自分の眼で見、自分の手で感じる体験を限定したり放棄しないことです。
(SUGAR)

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★SUGAR(しゅがー)
ホロスコープに記された星のフィロソフィを読み解く、渋谷系・知性派アストロジスト。
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