SUGARが贈る、12星座2018年上半期の物語 運命を象徴する1冊は何?

SUGARが贈る、12星座2018年上半期の物語 運命を象徴する1冊は何?

水瓶座……『おとなの進路教室。』(山田ズーニー/河出書房新社/2007年)

 結果に負けて意志がつぶされる、という言い方をこの本で初めて知りました。けれど、言われてみると思い当たる節が出てくる出てくる。いざ「選択する」段になって、あっちが有利だから、こっちは怖いからとか、あるいは成功確率に負けて意志を曲げてしまったとき、私たちは大抵後になってから「やっぱりこっちは正解じゃなかった」と思ってしまうもの。

 この本は自己啓発本でもビジネス本でもなく、しいて言えば「私たちはいかに選択するか?」ということについて教えてくれる本だけれど、水瓶座にとって、2018年前半は猶予期間の終わりとギアチェンジの時期だから、テーマで言えばドンピシャだ。

 著者はさまざまな文脈の中で、人は案外「成功」それ自体よりも、「納得」をこそ求めているのではないかと、問いかけてくる。今こそは有利不利とかでなく、どうか意志に忠実な選択を。
(SUGAR)

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★SUGAR(しゅがー)
ホロスコープに記された星のフィロソフィを読み解く、渋谷系・知性派アストロジスト。
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