2月の月のリズムは、「自分らしさ」を楽しく追求するのにぴったり
――月は新月から始まり、満ちて満月へ、そしてまた欠けていき新月へと戻ります。その周期は29.5日。その間、黄道12宮の星座をすべて運行します。古代から人々は月のリズムに沿って生活していました。月の満ち欠けは人の無意識の領域や健康状態にも影響を与えるため、月のリズムに合わせて暮らすことは、私たちの生活を生きやすくしてくれます。あなたも月のリズムを上手に使って、楽しく穏やかな暮らしを始めてみませんか?
月が満ちていく時は、新しいことを始めたり、何かを作り始めたり「行動すること」に適した時期です。今月は特に、満ちていく月が牡羊座、牡牛座、双子座と、始まりのエネルギーを持った星座の位置を運行するので、2月1日~14日の期間は「自分がやりたいと思っていたこと」や、「変化させたいこと」に関してのアクションを起こしましょう。
特に2月7日の牡牛座の「上弦の半月」のあたりは、自分の五感に根ざした欲求を見分けるのにオススメです。葛藤を乗り越える力を与えてくれるので、ふだん自分の進みたい方向ややりたいことが決められない人は、「自分の心地よさ」を追求することで、自分らしい決断をしていくことができます。この時期は、ぜひ自分が心地いいものや美しいと思えるものに触れて過ごしましょう。
満月は物ごとが成就するとき。植物にたとえると、花が咲いた時期に当たります。今月は満月が獅子座で起こるので、いつもの満月より、より華やかで高揚した気分が味わえる時期になります。
満月の2月15日当日は、パーティーを開いたり、にぎやかなところに遊びに行くなど、人と楽しく過ごすことがオススメ。獅子座満月は、少しゴージャスな気分が味わえるところや、子どもに帰って遊べるような場所を好むので、華やかな高級レストランやにぎやかな遊園地などがラッキースポットです。
また獅子座は自己表現を助けてくれる星座でもあるので、「仕事のプレゼン」などにも力を授けてくれます。
ただし、満月はすべてのものが過剰になりやすいので、ひとりよがりの発言や、自己中心的な行動、テンションが上がりすぎて浮いてしまうことなどに気をつけてください。
今月は獅子座で満月を迎えた後、月はすぐに乙女座へと移動します。欠けゆく月は、浄化や発散に適した時期です。健康管理や整理整頓が得意な乙女座から欠けゆく月がスタートする今月は、ダイエットや断捨離などを開始するのにベストタイミング。よくない生活習慣を変えたり、身の回りの不要なものを捨て始めるととてもいいでしょう。無駄を削ぎ落とすことで、自分の好きなものや、なりたい自分像がよりよく見えてくるはずです。
特に2月23日の射手座の「下弦の半月」のあたりは、満月でピークを迎えたエネルギーがだいぶ収束へと向かっています。外に向かっていた気が内側へと向かうので、自分自身を見つめるのにいい時期です。射手座の「理想を追い求めるパワー」を借りて、もう一度「自分の好きなこと、やりたいこと」を振り返って、次の新しいスタートである新月に備えましょう。未処理事項の片付けなどもオススメの時期です。
次の新月は3月1日に魚座で起こります。黄道12宮の最後の星座である魚座は、ある意味完結の時。そして、春分の後の牡羊座新月から、また新しい一年がスタートします。今月、来月と、やり残したことや新たにやりたいことに焦点を定めて、春のスタートを気持ちよく迎える準備をしていきましょう!
(永沢蜜羽)