【占い婚活奮闘記】結婚は「30歳」!? 占いの母の言葉で憧れのVERY妻は遠のく一方……

【占い婚活奮闘記】結婚は「30歳」!? 占いの母の言葉で憧れのVERY妻は遠のく一方……

結婚ドリーマー・茶ふみの占い婚活奮闘記

___お嫁さんになりたい! ……そう夢見て34年。23歳で婚活をスタート、出会ったダンナ様候補は100人以上。出会い、相性、結婚について占ってもらった占い師も100人以上。気づけば婚活&占い歴10年以上。それでも手に入らない幸せな結婚。そんな結婚ドリーマー・茶ふみが、最後の婚活に乗り出した! 目指せ、東京オリンピック婚!!

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 占いの母の鑑定通り、新しい彼に出会った茶ふみ。このままとんとん拍子で結婚へとまっしぐら! と思いきや、人生はそう簡単ではないようで……(これまでのお話はこちら)

結婚の理想と現実にぶち当たる

 新しい彼は、8歳年上の社会人。顔は、俳優の椎名桔平さんに似ていました。旅行したり記念日をお祝いしあったり、それなりに幸せな日々を過ごしました。そして、私が大学4年になった頃、彼は「卒業して、しばらくしたら結婚しよう」と言ってくれたのです。

 社会に出て特にやりたい仕事もない結婚至上主義な私。そのまま彼との結婚へ一直線! と思いきや……結婚の話が出て以来、彼は、やたら私の言動に対して口うるさくなったのです。お金使いが荒いだの、将来は貯蓄のために働けだのといった小言ばかり。今考えると、彼は結婚を現実的に考えていたからこその発言なのですが、専業主婦として、広いお庭でバラの花を育てたり、お菓子を焼いたり、悠々自適な甘い結婚生活を思い描いていた私にとっては、彼が小言を言うたびに、どんどん気持ちが冷めていったのでした。

 せっかく母が占いで予言してくれた彼でしたけど、理想の結婚生活をかなえてくれる人ではないと判断し、お別れすることに。22歳で訪れた最初の結婚チャンスは見送りとなりました。

再び占いの母のもとへ 思いも寄らない占い結果が!!

 大学卒業を間近に控え、私はこれから始まる社会人生活よりも、結婚に対して不安を抱くようになりました。旦那様候補を探すべく合コンに参加しても不発。次第に焦りを感じ、再び占いのは母のもとを訪ねることにしたのです。結局、椎名さんとは別れてしまったけれど、予言した時期に彼氏ができたのは事実。この時点では、まだ占いの母へ信頼を寄せていました。

私「もうすぐ社会人になるんですけど、早く結婚して主婦になりたいんです」
母「(分厚い本をめくりサイコロを振る母)ちゃんと結婚できるわよ。お相手はお医者さんかしら」
私「本当ですか!?」

 お医者さんと言ったら、憧れるVERY妻の旦那様の代表たる職業! ああ、早く運命の旦那様に出会いたい!! しかし、続けて母はこう言い放ったのです。

母「早く結婚したいって言うけど、占いでは30歳って出てるわね。まずはお仕事を頑張りなさい。結婚しても仕事を続けるみたいだし、専業主婦にはならないわ」

 「30歳」……22歳の私にとっては、行き遅れた感満載の年齢です。それに、結婚しても仕事を続けるなんて……。思いも寄らない占い結果に愕然とし、結婚できると聞いて安心するどころか、余計に焦りと不安が倍増。そんな晩婚したくないし、結婚後も働くなんてもってのほか!

 そして私は、一刻も早く結婚して主婦になる夢をかなえるべく、母の助言は無視し、卒業後は仕事よりも婚活に精を燃やすことを決意したのです。

社会人1年目、記念すべき人生初のお見合い!

 大学卒業後、宝飾品の販売の仕事に就職。私が入社したタイミングで婚約をした先輩がいて。心底うらやましがっていると、先輩のお母様がお見合いの話を持ってきてくれました。そして、初めてのお見合いを決行することに。当時まだ社会人1年目の23歳です。

 お写真と釣書を交換したところ、お相手は、九州で老人ホームを経営する名士の跡取り息子。背も高くてなかなかの好青年。経済力は申し分なさそうだし、聞けば山をいくつか所有しているらしい。ってことは結婚したら、そのお山で念願のバラも育て放題!? 何にせよ、理想の結婚生活がかなうのではと張り切る私。お見合いに関するマニュアルをネットや本で調べ上げ、パステルカラーの清楚なワンピースにゆるふわの巻き髪、5cmヒールのパンプスという鉄板スタイルで臨みました。

 場所はホテルの料亭というドラマのようなシチュエーションの中、同席した仲人さんと母親同士も意気投合。「あとはお若い者同士で……」というド定番のセリフの後、2人で食事をすることに。話も弾んで終始和やかなムード。

 このままとんとん拍子に結婚かしら♪ と思っていたのも束の間、食事が終わり、彼が席を立った瞬間、靴下に穴が空いているのを発見してしまったのです!

 一気にテンションは急降下。良家のお坊ちゃまだと思っていたのに……。とは言え、靴下の穴を理由にせっかくのご縁を棒に振るのももったいないし、うまくいけば憧れの専業主婦になれる! 靴下の穴はたまたま、と気を取り直して、その後、もう一度お会いしてみたものの、お顔を見るたび靴下が頭をよぎってしまい、もはや彼を旦那様にするなんて無理!! 結局、お断りすることになりました。初めてのお見合いは「靴下の穴」によって、残念な結果となってしまったのです……。
(茶ふみ)

茶ふみ(ちゃふみ)
★茶ふみ(ちゃふみ)九州生まれ。お嫁さんになることを夢見て、気づけば34歳に。婚活&占い歴10年以上。出会った男性&占い師は100人以上。ドラマ『東京ラブストーリー』に憧れ、大学進学を機に上京。学生時代に初めて対面鑑定を受けて占いにはまるも、占い師の言葉に左右され過ぎて一時占いを断つ。その後、独学で占いを勉強し、あらためて占いの魅力に気づき、占いで夢の結婚をかなえようと心機一転。憧れの奥様像は「VERY妻」。
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