【12星座最高の相棒】射手座×牡羊座は常に前しか見ていない前向きペア

――人の性格や特徴はその時々に向き合う相手によって変わり、相性のいい人にとっては心地よく、合わないタイプの人にとっては付き合いにくく感じます。けれど、お互いの苦手や得意分野が分かれば、違うタイプの人とのお付き合いも楽になります。人間関係に役立つ星座別相性とお付き合いのコツをご紹介していきましょう。

★第9回　射手座

　2人とも思い立ったら即行動する、熱くエネルギッシュなペアです。好奇心旺盛な射手座が、打てば響くように反応する牡羊座と一緒にいることで、行動力も活力も2倍3倍にパワーアップします。さらに、2人のいいところは、過去にこだわらないところ。いつも前しか見ていません。失敗しても「次で頑張ろう」とどんなときも前向きなのです、

　精神性を重要視する射手座には、牡牛座がモノを大事にするのが理解できません。また、じっくり考えて話す牡牛座のペースにも、ゆっくりすぎて調子が合いません。牡牛座に合わせることは難しくても、牡牛座の大切にしているモノを尊重することはできるはず。そして射手座は、自由には責任がともなうのだということを、牡牛座から学ぶのです。

　お互いに知的好奇心旺盛で、楽しい会話がはずむ関係です。双子座になら、どんなジャンルの会話を振っても期待以上の面白い返事が返ってきます。双子座の浅く広い博識は、射手座にとって楽しくて便利なインデックスのよう。ただし、双子座の知識は底が浅いので、深遠な思想を語りすぎるとコンプレックスを刺激してしまうので要注意。

　大好きな人といつも2人でいたい蟹座の愛情は、自由を愛する射手座には少々ヘビー。人見知りで内気な蟹座を、積極的な射手座が連れ出していたはじめの頃はまだよかったのに、心を許した途端、束縛してくる蟹座から、射手座は逃げ出すことになるのです。蟹座とうまくやっていきたいのなら、何度でも心から謝ること。情がある限り蟹座は許してくれます。

　見た目も性格も行動も派手で目立つペアです。獅子座の明るさとサービス精神に、射手座が乗って、ラテン系のノリで突っ走ります。この2人ならどんなスゴイ成果を出すかとウワサになったのに、どちらも実利にこだわらず、義侠心から大きな成果をまるごと、人にあげてしまうことも。手ぶらで帰っても、肩組んで笑い合える最高の2人なのです。

　おおらかで大ざっぱな射手座にとって、心配性で細かいことにこだわる乙女座は、細かすぎて面倒くさい相手。脱いだ靴下や書類の止め方など、射手座にとってどうでもいいことが、乙女座にとってはいちいち大事なのです。とはいえ、射手座に細やかさを要求されても無理。特に仕事の場でペアになる場合は、射手座が下手に出て、フォローをお願いするのが得策。

　お互いに自分らしくいられる組み合わせ。射手座の明るく前向きな良い面を、天秤座は注目して褒めて伸ばしてくれます。天秤座のさりげない気配りや優しさが、射手座の、くつろぎになります。お互いに相手といることで、自分の一番いい面を伸ばしていけるのです。話しても楽しく、黙っていてもリラックスできて、そのままの相手を受け入れられる好相性。

　蠍座の謎めいた雰囲気や知的な洞察力に、射手座の好奇心が刺激されるでしょう。けれど射手座にとって、蠍座は気軽に近づいてはいけない相手です。射手座のウソやいいかげんさを、蠍座は決して許しません。特に仕事などで組む場合は、その場しのぎの適当な受け答えをしてはいけません。蠍座に対しては常に、真剣に、真摯に、正直でいましょう。

　自由奔放な射手座同士が組むと、自由度も2倍に。どちらも人の言うことなど聞かないし、そもそも相手を止める気もないのです。どちらもそれぞれ好き勝手に行動した結果、なぜか幸運に恵まれてうまくいくこともあれば、とんでもない方向に暴走してしまうことも。どちらに向かうか結果は誰にもわかりません。とにかく誰にもコントロールできない2人なのです。

　フリーダムな射手座と、質実剛健をモットーとし、実利を重要視する山羊座はかなり異質な組み合わせ。特に仕事で組んだ場合、細かくて厳しい山羊座に指図されると、射手座は自由に動けなくて息が詰まります。山羊座は、「結果」を見せないと絶対に納得しません。逆に言えば結果さえ出せば、山羊座を納得させることもできるのです。射手座が鍛えられる関係です。

　何ものにもとらわれない射手座と、自由博愛の水瓶座は、意気投合できる好相性。立場や年齢がかなり違っていても、まったく異業種でも、関係なしに、出会ってすぐに友達になれるでしょう。射手座は水瓶座のオリジナリティに惹かれ、水瓶座は射手座の博識に惹かれます。語り合うことでお互いに新しい発見があり、会う度に新鮮な気持ちになれる関係です。

　射手座と魚座は、発想力が豊かなところと、適当でいいかげんなところが似ています。未来の話や非現実的な話で盛り上がったりもするのですが、現実に一緒に仕事をすると、いつのまにかぐだぐだになって終わってしまいがち。相手を責めないのも2人の長所なのですが、その分、反省がありません。この2人だけだと、建設的な結果を出すのは難しそうです。

　12星座の9番目の射手座は、どんなときも自由を愛し、誰のものにもならず、誰よりも人生を楽しむことができる人。射手座のいい加減さを、“ちょうどいい加減”とみるか、“でたらめ”と見るかで、人生の見方ががらりと変わるでしょう。
（高橋桐矢）